入神

2004年7月10日 読書
ISBN:452351402X 単行本(ソフトカバー) 竹本 健治 南雲堂 1999/09 ¥950

ヒカルの碁以前に書かれていた囲碁コミック。
作者はミステリー作家の竹本 健治。
(氏は作家になる前は漫画家を目指していたらしい)
2ちゃんねる囲碁将棋板でみんながおもしろいよってことで検索してみてもレビューの評価は非常に高い。
ってことで取り寄せて読んでみた。
私的総評から言うといまいち。
IQ208の秀才肌の牧場と超感覚派で天才肌の桃井の戦いを牧場のもう一人のライバル植島が歴史上のエピソードを交えながら解説していくといったストーリー設定。
言葉で表すと余計にうすっぺらくなっちゃうな。
木谷対坂田のエピソードやその他のエピソードも興味深いし、碁にすべてを賭け、ヒカ碁でたびたびでてきた「神の一手」と言う言葉も、ヒカ碁より全然実感させられる。
決してつまらなくはないよ。
でも、コミックという性質上仕方ないのかもしれないけど、薄っぺらく感じる。逆にコミックで扱うには重すぎる題材だったのかもしれない。

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